見て 聞いて学ぶ 新聞社の仕事

 「しんぶん学聞館」(出雲市斐川町上庄原)は、山陰中央新報を印刷する工場「山陰中央新報製作センター」(同)に併設。新聞教室や工場見学、映像・展示資料などを通じ、新聞社の仕事について学べる施設です。

 1階は、山陰地方の重大ニュース紙面、印刷資料 (鉛活字、木版など)、新聞印刷に使う巻取紙の実物を展示。年月日を入力すると、その日の新聞が見られる「記念日新聞コーナー」もあります。

 2階には188インチの大型ディスプレーを備えた視聴覚ホールがあり、新聞社の1日に密着したビデオを上映します。ホール内で行う新聞教室では、新聞の役割や文章の書き方、報道現場の裏話などを紹介。さらに輪転機模型を使った講義もあり、印刷機械の仕組みを易しく解説します。

 説明を受けた後は工場内を見学。高速で鮮明なカラー印刷を可能にしたタワー型輪転機をご覧いただけます。

施設紹介

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1階で記念撮影した後、2階のさんさんホールで映像「つながるメディア山陰中央新報」をご覧いただきます。その後のモデルコースは次の通りです。
(1)新聞教室>(2)輪転機模型>(3)高速輪転機>(4)展示資料>(5)実際の巻取用紙

あの日あのとき『メモリー』ゾーン

 

創刊号パネル展示

創刊号パネル展示

 山陰中央新報のルーツである「山陰新聞」「松陽新報」「島根新聞」の創刊号と、島根新聞から山陰中央新報に題号を改めた第1号の紙面をパネル展示しています。

記念日新聞コーナー

記念日新聞コーナー

 タッチパネルで年月日を入力すると、その日の新聞の1面が表示されます。現在、表示できるのは島根新聞創刊の1942年1月1日から88年12月31日までと2001年1月1日以降です。

重要ニュース紙面展示コーナー

重要ニュース紙面展示コーナー

 若槻礼次郎首相の「親任式」や竹下登氏の「首相指名」、東京五輪やくにびき国体、松江菓子博の開幕、山陰地方を襲った災害などを伝えた紙面を展示しています。

印刷資料の展示

印刷資料の展示

 新聞は現在、高速で大量の印刷が可能なオフセット輪転機で刷り上げていますが、本社では1978年5月までは活字を使った凸版印刷方式でした。その時代の工程を伝える資料として、活字、鉛版、紙型、写真の金属版などを展示しています。

すごいぞ新聞『なるほど』ゾーン

カラー印刷解説用の輪転機模型

カラー印刷解説用の輪転機模型

 藍、紅、黄、黒の順に色を重ねるカラー印刷の仕組みを輪転機の模型で解説します。各色を印刷するローラー4組が上下に並んでいます。スイッチを入れると、ローラーの回転に合わせて紙が下から上へ動きます。そうした様子から四つの色を重ねて印刷する原理を理解してもらいます。

さんさんホール

さんさんホール

 2階の北側にあり、広さ約180平方メートル、80人の収容が可能です。東側はガラス張りになっており、開放感あふれるホールです。47インチの液晶パネル16枚を組み合わせた188インチ(横4. 2メートル、縦2. 4メートル)の大型ディスプレーを備えているのが大きな特長。見学者には新聞の魅力や山陰中央新報を紹介する映像をご覧いただきます。

組版体験コーナー

組版体験コーナー

 実際の紙面レイアウトで使っているパソコンが設置してあり、見出しづくりやレイアウトなどを体験することができます。

見学予約について

 しんぶん学聞館の見学は、電話での予約をお願いします。

入館受付時間 土・日・祝日を除く平日午前10時~午後2時30分
人数 1日2団体、1回40人まで
お申し込み
問い合わせ先

山陰中央新報製作センター
島根県出雲市斐川町上庄原1318

電話 0853(73)9331
(受付:平日午前9時~午後5時)

申込書はこちらから

「大人の新聞教室」のご案内

「新聞の見方、読み方」…ニュースの見方や記事の読み方など、紙面づくりの仕組みを紹介 
「新聞社の役割、記者の仕事」…報道機関の役割、記者の仕事や裏話を紹介 
「認知症予防の新聞活用術」…健康づくりに役立つ新聞活用術を紹介
「紙面編集、印刷の仕組み」…しんぶん学聞館の館内・輪転機見学、読みやすい広報づくり等

  1. 「しんぶん学聞館」で実施。出前教室の場合は担当者を派遣(平日のみ)します。受講料は無料です。
  2. 所要時間は1時間程度ですが、ご要望に応じて時間調整が可能です。
  3. 動画「新聞のできるまで」(15分)の上映、「新聞の見方・読み方」「認知症予防のための新聞活用術」(各自筆記用具を)「報道の役割」「報道と人権」「取材の裏話」「高速印刷の仕組み」「工場、館内資料見学」─などが主な内容です。

◆所要時間などを基に、ご要望に沿った「イージーオーダー型」の内容で行います。

■問い合わせ、お申し込みは 
 山陰中央新報製作センター「しんぶん学聞館」                                       
 〒699-0505 出雲市斐川町上庄原1318
 電話:0853-73-9331   ファクス:0853-73-9335

「小中学生新聞教室」のご案内

「新聞の見方、読み方」…紙面編集やニュースの裏側など、紙面づくりの仕組みを紹介 
「新聞社の役割、記者の仕事」…報道機関の役割、記者の仕事や裏話を紹介 
「取材の仕方、記事の書き方」…情報の集め方、文章の書き方を紹介 
「紙面編集、印刷の仕組み」…読みやすい紙面編集のコツを紹介

  1. 製作センターの見学時に山陰中央新報しんぶん学聞館で行います。場合によっては出前授業も実施。受講料は無料です。
  2. 所要時間は1時間程度ですが、ご要望に応じて時間調整が可能です。
  3. 動画「新聞のできるまで」(15分)の上映、館内・工場内印刷機の見学、新聞教室(「新聞の見方・読み方」「報道の役割」「報道と人権」「取材の裏話」「高速印刷の仕組み」「Q&Aコーナー」─などが主な内容です。

◆開催時間やカリキュラム内容などを基に、ご要望に沿った「イージーオーダー型」の内容で行います。

◆小学校の場合…4年「新聞の読み方・作り方」、5年「新聞各紙の読み比べ」「情報化と暮らしの関係」、6年「意見文の書き方、文章での伝え方」に沿った内容に対応するほか、「ゲストティーチャー」として各校の先生との合同授業も行っています。

■問い合わせ、お申し込みは
 山陰中央新報製作センター「しんぶん学聞館」  
 〒699-0505 出雲市斐川町上庄原1318
 電話:0853-73-9331   ファクス:0853-73-9335