新聞「山陰中央新報」
「地域主義」「地域支援」の徹底
足元の豊かさを再発見する「地域主義」、新たな豊かさを追求する「地域支援」が理念です。記者一人一人が地域に入り込んで発信する意識を徹底し、読者と双方向の紙面作りを進めています。
島根、鳥取両県をはじめ、東京、広島に記者を配置。基本方針に
- 地域の生き残りを考える報道
- ルポなど徹底した読者目線の報道
- 具体的な道標を示す提言型報道
を掲げ、硬軟織り交ぜたニュースを発信しています。
2013年に琉球新報社(沖縄県)と合同で取り組んだ連載企画「環(めぐ)りの海」で新聞業界の最高賞である新聞協会賞を受賞しました。高速道路の片側1車線区間ではみ出し事故が相次いだ問題では、海外取材を含めた長期連載を展開し、解決策を国に提言。安全対策を進める機運を醸成しました。
また、最大24ページのカラー面が印刷できる輪転機を生かし、迫力ある写真や見やすい図表を随所に掲載。ビジュアル効果を高めた紙面作りも心掛けています。本紙のデジタル版「山陰中央新報デジタル(Sデジ)」では、記者が取材した掲載記事を閲覧することができます。
サービス内容
選挙報道に力
社会事象や事件事故、政治、行政、住民の関心の高い生活密着型のニュース、地域社会で奮闘する人模様を描いた話題は「山陰社会面」「山陰総合面」で掲載しています。 力を入れているのが選挙報道です。国政選挙はもとより、地域住民の関心が高い市町村長選は前哨戦から詳しく伝えています。このほかにも、深く掘り下げた企画、リポートを随時掲載し、読み応えと分かりやすさを追求しています。
地域の話題から経済、スポーツまで網羅
心温まる話題は地域別のローカル面で展開し、山陰全域のローカルニュースを一覧できる紙面を提供しています。「さんいん特報班」など地域課題に焦点を当てた読み物も掲載しています。
地元の経済情勢や企業の動向などを伝える記事は、山陰経済面に収容し、経済の動きが一目で分かるようにしています。 スポーツは、テニスの錦織圭選手(松江市出身)の報道に力を入れ、海外である四大大会に記者を派遣。バスケットボールB1の島根スサノオマジックは経営面を交えて多角的に伝えています。
オピニオン力の強化
ニュースの核心を分かりやすく伝えるオピニオン力の強化に努めています。真相に迫る「ニュース追跡」のほか、社外の識者の寄稿、インタビューによる「羅針盤」「談論風発」をはじめ、ローカルからグローバルまで幅広い視点で物事を捉える企画も満載です。
役立つ生活情報詳しく
島根、鳥取両県のイベント情報を中心に、暮らしに役立つ生活情報を「生活アップデート」に集約。さまざまな催しや行事を広域的に紹介しています。
人に寄り添い、心を豊かに
衣食住や健康、育児・教育、流行、娯楽など、暮らしにかかわる話題を硬軟取り混ぜて幅広く、分かりやすく提供しています。論壇や芸術、文芸、人文科学の今を取り上げるのが文化面。山陰の読者の知的好奇心に応えます。
読者参加の紙面で生まれる交流
読者投稿の「こだま」欄や、小学生から学生までの「こだま学園編」欄、心温まる話や愉快なエピソードを伝える「読者ふれあいページ」など、読者参加コーナーが好評を得ており、紙面を通じた交流も生まれています。1面に毎日掲載する「慈しみの心」は、インド哲学・仏教学の世界的権威である故中村元氏(松江市出身)が紹介したブッダの教えなどをつづり、読者の皆さんの生きる指針になっています。