NIEで児童、生徒の学びを豊かに

 NIE(Newspaper In Education=教育に新聞を)は教育現場で新聞を活用してもらい、児童、生徒の皆さんの学びをより豊かにする取り組みです。  

 社会への関心を深め、読解力や表現力はもちろん、最近は、情報を的確に読み解く力を育成する活動として注目されています。 

 活動の柱の一つは学校への出前授業です。NIE担当者や記者を学校に派遣し、新聞の読み方、情報の集め方、文章の書き方や手作り新聞の作成指導などを行っています。オンラインでの新聞教室も行っています。

 もう一つの柱は「しまね小中学生新聞コンクール」の開催です。新聞作りを通して思考力や表現力を磨き、思いを発信してもらうことを目的に開催し、2023年で12回目を迎えました。

 三つ目の柱は、紙面での展開です。本紙では児童生徒の意見発表や新聞製作の場として「こだま学園編」、「元気はつらつ新聞」、「青春はつらつ新聞」、「NIEのページ」を掲載。毎週日曜には小中学生向けに「週刊さんいん学聞(まなぶん)」も掲載しています。 

 島根県にはNIEの推進母体として行政や教育現場、新聞・通信各社や学識経験者で1995年に設立された「島根県NIE推進協議会」があり、山陰中央新報社は事務局を務めています。 

 新聞は学年、教科を問わず、まるごと活用できる魅力的な教材です。山陰中央新報社は活用法の相談や実践例の紹介に応じています。気軽にお問い合わせください。

sv-nie2新聞コンクール優秀作品は各地で展示します。