芝内 菜々
※所属は取材当時
山陰中央新報社に入社を決めた理由は何ですか
山陰の魅力を広める、伝えることに興味を持ったからです。学生時代に松江市内の制作会社でアルバイトをしていました。その際、たくさんの企業の方とお話をする機会があり、どの方も素敵な思いを持って商品づくりに向き合っておられることを実感しました。山陰で働く人々の誠実さと熱さに胸をうたれ、この地の魅力をもっと多くの人に広めていきたいと思うようになり、入社を決めました。
現在の仕事の内容と、やりがい、魅力を教えてください
民間企業を中心に広告営業を行っています。もともと広告を見るのが好きだったので、日々楽しく仕事をしています。提案するだけでなく、広告の見せ方にも踏み込んで仕事ができるのが魅力的だと思っています。実は新聞広告以外にも、パンフレットやポスター、HPの制作なども提案しています。いろんな手法を組み合わせてPRを考えることができます。人の心を動かすことって簡単じゃないなと常々感じますが、「クライアントのためになるPRを考える」という気持ちは忘れずに仕事に取り組んでいきたいです。広告を出した後に「広告を見て〇人が来てくれた!」という話をしてもらえた時は一番やりがいを感じます。
仕事で大変だと感じることは何ですか。どうやって乗り越えていますか
人に響く話し方をすることって難しいなと感じています。営業職なので、いろんな企画や提案を企業の方に話す場面がありますが、自分の思いや企画の売りをアピールすることがなかなかできず苦戦しています。どうしても答えが見えないときは、上司に相談するようにしています。自分1人だと分からなかったことをたくさん教えてもらえるのでありがたいです。ただ、教わってばかりじゃいけないなと思っているので、一つ一つ吸収して、自分の力にしていきたいです。
今までで印象に残っている仕事上のエピソードを教えてください
2022年の秋ごろに「バスの日」という広告をつくりました。バスの利用者増加と、イメージアップがテーマの企画です。そこで、「はじめてバスに乗って祖父母の家に遊びに行く子どもの物語」をテーマに、自分で言葉を考えたり、写真を撮ったりして紙面をつくりました。
実際に紙面を見た読者の方から「はじめてバスに乗って妹と出かけた日を思い出した」「久しぶりにゆっくりバスに乗りたい」「バスを身近に感じた」といった声を頂いたのが忘れられません。温かい気持ちになったのと同時に、改めて自分の仕事が与える影響力の大きさを実感し、気が引き締まったのを覚えています。
今は、自分で考えた新規の企画に汗を流しています。協賛金を集めたり、紙面の内容を考えたりする中で、思うようにいかないこともあってヒリヒリする場面もありますが、上司や同僚に助けてもらいながら頑張っています。この企画は自分にとって大きな挑戦でもあるので、終わった時には「やってよかった」という気持ちと「次はこうしよう」という気づきが残るように頑張っていこうと思っています。
山陰中央新報社に入社して良かったと思うのはどんな時ですか
大きなことに挑戦できることかなと思います。新聞社という看板があるからこそできる仕事もたくさんありますし、新聞という枠にとらわれることなく、WEBや動画などのさまざまな媒体を使った提案もできます。大きな看板を掲げながら、枠にとらわれない挑戦ができるのはこの会社で働く醍醐味なのではないかなと思います。
会社でこれからやってみたいことは何ですか
クライアントから「本当に出してよかった!」と言ってもらえるような広告をつくってみたいです。広告を出した企業が全国的に話題になったり、人がひっきりなしに訪れたりするような、とんでもないパワーを持った広告をつくりだしたいと思っています。そのためにはたくさんの引き出しが必要だと思うので、いろんな事例に触れて、考え方を学んで、人の思考を知って、経験を積んでいきたいです。
島根、鳥取で暮らすことの良さは何ですか。お気に入りの場所はありますか
心が満たされる瞬間が多いことだと思っています。たとえば食べ物ですね。飲食店はもちろん、お土産一つとってもこだわりが凝縮されています。「あー幸せ、食べてよかった」「来てよかった」と思えることが多いなと思います。お気に入りの場所は、鳥取県米子市にあるグッドブレスガーデンと、オーシャンですね。温泉と漫画が大好きな私からすると楽園のような場所です。仕事が早く片付いた日は友人と予定を合わせてよく行きます。温泉とサウナで疲れを癒し、ひたすら漫画を読みふけるという最高な時間を過ごしています。
休日の過ごし方を教えてください
大学時代の友人が山陰に残っているので、遊びに行くことが多いです。温泉、岩盤浴、飲み、ランチ、二郎系ラーメンなどなど。昼間から温泉施設に行って一日中のんびりして、帰りに二郎系ラーメンを食べて帰るのが至高のコースだと思っています。島根スサノオマジックの観戦にもよく行きます。昼間からビール片手にバスケを見るのも最高に幸せですね。趣味がカメラなので、よく写真も撮りに行きます。山陰はきれいな風景が多いので、この地でカメラを始めてよかったなと思います。最近はカメラをランクアップさせたくて、お財布と葛藤しています。